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2010年11月11日 (木)

CB400SF VTEC SPECⅢ ~フロントブレーキキャリパーリフレッシュ~

最初の整備として取り組んだのはフロントのブレーキキャリパーである。オーナー自身は制動力も問題ない、といっているがばらしてみて初めてわかることもあった。ブレーキキャリパーの清掃自体はとても簡単ではあるが一歩間違うと死亡事故の恐れもある。自信のない人はショップにお願いするか、ベテランについてもらうのが安心だ。
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まずキャリパーをはずす前にパッドピンを緩めておく。ここはヘキサゴンレンチの5mmを使用。ここは水が入りやすくさびやすいため、固着しているときはあせらずに作業を進める。万が一なめてしまったときはエキストラクターで抜くかドリルで揉もう。

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パッドピンが緩んだら、キャリパーをマウントしている2本のボルトを外す。ソケットレンチの12mmを使う。初めて外すときはねじロックがついているのでインパクトをつけながら作業すると緩みやすい。

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外れたキャリパー。程度の反してまったくといっていいぐらい引きずりもなく、すんなりとディスクから外れた。しかし、20000kmの汚れは汚い。見た感じパッドも4-5部は残っているようだ。

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で実際に油圧がかかっている状態でピストンを出したところ。なんと生きているピストンが1つしかない。そのほかはまったく出てこない。つまりいままではほとんど1ピストンで制動していたのか。道理でフルブレーキしてもフロントがロックしないわけです・・・。

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その後もがんばって油圧をかけると残る3ピストンもムクムクと出てきた。さぁここからが清掃です。まずはキャリパー自体をバケツに汲んだ水の中へドボン。ここに中性洗剤を投入してひたすら歯ブラシで磨く。ピストンも回転させながら満遍なくきれいにする。最後は濯いで清掃終了だ。これほどまでの状態にも関わらずピストンに腐食がなかったのは幸いか。

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で清掃が済み、ピストンにシリコングリスを塗りこんだ状態。ここからはすべてのピストンをしまい、油圧をかけて出す、という動作を繰り返す。シール類も状態良好なのか、抑えなくてもスッとはいるぐらい抵抗が少なかった。油圧をかけて4ピストンとも同時に出るようになったら作業終了です。なおパッドピン、パッドスプリングも清掃し、ピンはさびていてしゅう動に問題があるようなら新品交換、またねじ穴がなめそうでも新品交換をお勧めする。

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で取り付け。最初にキャリパーだけ取り付ける。12mmのボルトにねじロックがついている場合はダイスで除去しよう。そのあと上からパッドをいれ片方ずつパッドピンを入れる。パッドピンのねじ山にはグリスを塗ってさびないようにしておくと次回作業時に楽だ。また筆者はパッドピンのしゅう動面にはグリスの塗布をしていない。ブレーキダストがグリスについて動きが損なわれかねないからだ。またパッドは面取りをし、ピストンが当たるところにグリスを薄く塗る。もちろんシムも忘れず取り付けよう。最後はブレーキタッチをしてピストンを出せば完成だ。各部のボルトがちゃんとしまっているか確認してから乗り出そう。やはり清掃済みキャリパーは見た目もきれいだし、制動力がアップしている。

CBの場合ダブルディスクなので反対もキャリパーがある。これと同じことをすればよい。

次回はフルード交換です。

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